- 1 -
《Ⅰ はじめに》
1.企業会計審議会は、監査事務所における品質管理の強化等を目的として、2021 年 11 月 16 日付
けで「監査に関する品質管理基準の改訂に係る意見書」を公表し、国際的な品質管理に関する基準
との整合性を確保しつつ、我が国の監査を巡る状況を踏まえた品質管理基準の改訂を行った。
この改訂を反映して、日本公認会計士協会は、改訂品質管理基準を実務に適用するに当たって
必要となる実務の指針として、2022 年6月 16 日に、品質管理基準報告書第1号「監査事務所にお
ける品質管理」の改正、品質管理基準報告書第2号「監査業務に係る審査」の新設並びに監査基準
報告書 220「監査業務における品質管理」及び関連する他の監査基準報告書の改正を公表している。
改訂品質管理基準等では、監査事務所における品質管理を行う際には、品質目標を設定し、品質管
理上のリスクの識別及び評価を行い、当該リスクに対処するための対応を整備及び運用すること
が必要である。また、監査業務における品質管理を行う際には、監査責任者や審査担当者の責任と
監査チームの対象となる範囲を正しく理解した上で実施する必要がある。
本実務ガイダンスは、品質管理基準報告書第1号及び同第2号に従った監査事務所の品質管理
並びに監査基準報告書 220 に従って監査業務を実施するに当たって理解が必要と思われる事項に
ついて、Q&A方式による解説を提供し、改正された品質管理基準報告書等に対する会員の理解
を支援するために作成されたものである。
本実務ガイダンスは、一般に公正妥当と認められる監査の基準を構成するものではなく、会員
が遵守すべき基準等にも該当しない。また、2023 年2月 16 日時点の最新情報に基づいている。
2.本実務ガイダンスの適用に際し関連する報告書は、主に以下のとおりである。
・ 品質管理基準報告書第1号「監査事務所における品質管理」
・ 品質管理基準報告書第2号「監査業務に係る審査」
・ 監査基準報告書 220「監査業務における品質管理」