7
2024 7
- i -
移管指針 7
持分法会計に関する実務指針
1998
改正 2001 14
改正 2006 19
改正 2009
改正 2011 年1月 12
改正 2014 24
改正 2014 11 28
改正 2018 年2月 16
改正 2022 10 28
2 0 24 7 1
1 - 1-6
2 - 2-2
2
2-2
3 - 3-2
3-2
4
5
6 - 6-5
9
10 - 10-2
11 - 13
11
側でる連会社未実損益(リーの場)処理
12
手側である持分法適用会社生じた未実現損益(アップストリーム)の処
方法
13
14
15
16 - 19
16 - 16-2
- ii -
17
18
18-2
19
20 - 21
20
21
22 - 30
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32 - 34
32
33
34
35 - 35-10
36-2 - 36-4
36-2
36-3
36-4
37
38
39 - 39-2
39-3
例1 会社半永的に資を有すの単なケ
設例 -キピタゲイを目とし投資所有
加取、売及び三者当増る持比率減少生じケー
設例 -債超過会計
設例 -有固定産の実現益の理(分額
例5 会社土地未実利益処理消去
設例 評価の原法と便法
- 1 -
持分法会計に関する実務指針
はじめに
1.1997
1997
19971999年度
1983
200512
う。)等に対応して必要な見直しを行っている。
16
分法に関する会計基準」(以下「持分法会計基準」という。)の項番号である。
1-220092008
会計基準(200812 24
24
う。)との整合性を図るための改正を行ったものである。
1-32011201025
の改正を行った。
1-420142013月に改正企業
21
う。)及び22号「
計基準」という。)に対応するための改正を行ったものである
1-52018から2016月に公表され2018
26
2018
28 以下
に対応するための改正を行ったものである。
1-6. 2022年改正の本報告は、企業会計基準委員会から202210企業会
計基準第27
準及び税効果適用指針(以下、これらを合わせて「法人税等会計基準等」という。)
に対応するための改正を行ったものである。
- 2 -
持分法の意義(第4項)
持分法と連結の関係
2.持分法とは、投資会社が被投資会社の資本及び損益のうち投資会社に帰属す
株予約権は含まれないことに留意する(純資産適用指針第6項等)。
税効果会計の適用等、原則として、連結子会社の場合と同様の処理を行う。
ので
資本
て、貸借対照表上は投資有価証券の修正、損益計算書上は「持分法による投資損益」
する2-2
る。
持分法と連結の会計処理の相違
2-2第2
理と
が、主に以下に記載する点については、その影響が異なる
(1) 連結の場合、時価により評価する子会社の資産及び負債の範囲については、
支配 全て
のみとされている(連結会計基準第 20 項)が、持分法の場合、投資会社の持分に
とに当該日における時価によって評価する(持分法会計基準第 26-2 項)。
(2) 連結の場合、支配獲得日における時価と支配
持分法
23 (1)
企業結合会計基準第 25 (2)及び持分法会計基準第 26-3 項)。
- 3 -
(3) 2013 年改正企業結合会計基準の適用により、取得関連費用は発生した事業年度
の費用として処理することとされたため(企業結合会計基準第 26 項)、取得した
4
第8項)
被投資
36-4 参照
(4) 2013
額が資本剰余金とされることとなった(連結会計基準第 28 29 30
の調整とされる。
適用の範囲(第6項)
3.非連結子会社及び関連会社に対する投資については、原則として持分法を適用
。ただし、持分法の適用により、連結財務諸表に重要な影響を与えない場合には、
持分法を適用することは認められていないことに留意する。
委員会実務
指針52 に係
る監査上の取扱い」に基づいて判定する。
留意する。
持分法適用非連結子会社の会計処理
3-2持分法適用
- 4 -
乏しいために持分法を適用しているものでありこの点を踏まえると、2-2
(3)及び(4)の会計処理は、
様の取扱いのいずれもが認められる。
持分法適用会社の決算日が連結決算日と異なる場合(第10項)
4.持分法の適用に当たっては、持分法適用会社の直近の財務諸表を使用する。ただ
損益又は純資産に反映すべきもので、かつ連結上重要なものについては修正を行う。
かつ連結上重要なものについては注記を行う。
会計方針の統一(第9項)
5.同一環境下で行われた同一の性質の取引等について、投資会社(その子会社を含
む。)方針 方針
の統一に当たっては、実務対応報告第24
持分法適用会社の資産及び負債の評価(第8項)
6.持分法の適用に当たっては、持分法の適用日において、持分法適用会社の資産及
び負債を時価
期間に課税された法人税等及び税効果額控除後の金額となる。
の金額によることができる。
なお、2-2(1)なるが、
11
29項に基づくこととなる。
6-2持分法適用
の金額
を評
価差額として計上する。
- 5 -
参照]。
持分法適用開始後に株式の追加取得を行った場合(第 16 参照には、関連会社
しなければならない。
6-3
負債のうち投資会社の持分に相当する部分を一括して評価することができる(以下、
この方法を「簡便法」という。)[設例参照]。
便
調
調
調
おける時価を基準として資産及び負債の評価を行うことが望ましい。
便
を「簡便法適用日」という。
便
とする。
6-4
調
ち投資会社持分額(以下「取得時利益剰余金」という。)は投資額と調整計算され、
ることとなる。
便 6-3 参照
便調
便
損益として処理されることとなる。
う利益剰余金増加高(又は減少高)等その内容を示す適当な名称をもって計上する。
- 6 -
その他
調
されることとなる。
6-5簿
は以下の算式により計算する。
個別損益計算書上の損益のうち投資会社持分に対応する額
簿
×簿÷
却(決済)前簿価)
連結損益計算書上の損益=①-②
7.
8.
投資と資本の差額及びその償却(第11項)
9.投資会社の投資日における投資とこれに対応する被投資会社の資本との間に差額
理される
のれん20年以内に、定額法その他合理的な方法によ
が生じた期の損益として処理することができる。
また、負ののれんが生じると見込まれる場合には、企業結合会計基準第 33
づいて処理する。
なお、30項から第33
本報告第16-2
持分法損益の計算(第12項)
10 利益又
のれん当期
会計27
項)
- 7 -
による投資損益に含める。
10-2
会社の
書又
分表示
調
退調
ことに留意する(包括利益会計基準第7項及び第32)。
また、26号「退職給付に関する会計基準」(以下「退職給付会計
基準」という。)第15項の定めに基づいて計上される「退職給付に係る調整累計額」
退 39
(2)退調
退
調
資の額を増額又は減額する必要がある点に留意する。
未実現損益の消去(第13項)
消去額の計算
11
簿
未実現損益の金額に重要性が乏しい場合には、これを消去しないことができる。
現していないと判断される場合には全額消去する。
非支配
部分については、非支配株主に負担させることに留意する。
- 8 -
じた未実現損益は、持分法適用会社に対する連結会社の持分相当額を消去する。
なお、未実現損益の消去に関する連結修正については、税効果会計を適用する。
売手側である連結会社に生じた未実現損益(ダウンストリームの場合)の処理方法
12
用会社ごとに行う。
売手側である持分法適用会社に生じた未実現損益(アップストリームの場合)
13
には、当該金額を持分法適用会社に対する投資の額に加減することができる。
益」と投資の額に加減する。
受取配当金の処理(第14項)
14取った場合には、当該配当金に相当する額を投
資の額から減額する。
外部株主が保有する優先株式の取扱い
15
して認識した上で持分法の会計処理を行う。
追加取得及び一部売却等(第15項)
追加取得
16
- 9 -
との間に生じた差額は、のれん又は負ののれんとして処理する。
16-2.同一の持分法適用会社について、持分法適用後に株式の追加取得を行って、引
期間を追加取得分の償却期間に修正してはならない。
期間として償却を行う必要がある。
17
その他の包括利益累計額に係る部分については、売却損益の修正に含めない。
も、上記持分の減少額に含めて計算する。
時価発行増資等
18
比率が減少した場合には、当該差額(その他の包括利益累計額に係る部分を除く。)
に計上する。
当該持分変動損益を利益剰余金に直接加減することができる。
持分法適用会社の自己株式の取扱い
18-2.持分法適用会社が保有する当該持分法適用会社の自己株式に関する連結財務諸
- 10 -
2122項等)本報
16及び17項を参照する必要がある。
関連会社に該当しなくなった場合の会計処理
19
簿
場合には、上記の会計処理に準じて処理をする。
債務超過に陥った場合の会計処理
関連会社の債務超過額の負担の範囲と会計処理
20
場合、投資会社は、持分法による投資価額がゼロとなるところまで負担する。
関連
ない。
ついては全額、投資会社の持分に負担させなければならない。
に加算するものとする。
負担した債務超過額の表示方法
21
- 11 -
連会社ごとに行う。
会社の会計処理と同様の処理を行う。
れている場合には、持分法適用上、当該引当金は戻し入れる必要がある。この場合、
全部又は一部
が必要と判断される場合には、当該部分を戻し入れないものとする。
税効果会計(第8項)
22
いては、一時差異に係る税金の額を期間配分しなければならない。
りである(その他の包括利益累計額がないことを前提とする)。
税効果の帰属会社と税効果認識の検討
23
債を計上するかどうかを決定する。
持分法適用会社に係る評価差額
24
簿
たものであり、持分法適用会社に帰属する。したがって、この一時差異については、
の検討が必要となる。
- 12 -
持分法適用会社が売手側となって発生した未実現損益
25
いては、34
ているので
却年度の課税所得額を超えてはならない
る前の課税所得を超えてはならない。
を適用するに当たっては、税効果適用指針34項から第37行う。
連結会社が売手側となって発生した未実現損益
26
ので
会社の売却年度の課税所得額を超えていないことを確かめる。
てはならない。
株式取得後に生じた留保利益
27
簿
で課税対象となる場合には一時差異に該当し、税効果会計の対象となる。
61条の11には、次項の配当金に
より回収するものを除き、留保利益について税効果を認識しない。
23及び第24
- 13 -
準じて行う。
留保利益のうち配当金による回収
28
配当予定額に係る追加負担見込税額を繰延税金負債として計上する。
方針又は株主間の協定がある場合には、税効果を認識しない。
24項から第26
準じて行う。
のれんの償却額及び負ののれんの処理額
29 のれん及び負ののれんは、株式取得時の取得した株式に対応す
簿
ののれん43
又は処理額
簿
解消されるので
計算において当該売却損益を繰り延べる場合(法人税法第61条の11)を除く。)か、
税務上の損
61条の11
を行った場合は当該将来加算一時差異に対して繰延税金負債を計上する。
のれん
処理額
- 14 -
税金資産又は繰延税金負債の計上の可否を決定することなる。
のれん 107
(3)行う。
持分法適用会社の欠損金
30 回収可能性適用指針第
場合には、持分法適用会社の税効果として認識する。
ことができるので、当該取得後欠損金は投資会社において税効果の対象となる。
簿
将来減算一時差異として税効果を認識し、繰延税金資産を計上する。
61条の11
将来減算一時差異を解消する可能性が高いこと、かつ、
項、
項及び第並びに税効果適用指針第22項及び第115
在外持分法適用会社の外貨表示財務諸表の換算と連結方法
31
- 15 -
10号「企業結合会計基準
77-2
調
のれん
のれん
調 調
める。
のれん
調
の結果が得られる。
連結株主資本等変動計算書上の表示
持分法適用開始日の利益剰余金
32
益剰余金の区分に持分法適用会社の増加に伴う利益剰余金増加高(又は減少高)
等の科目をもって表示する。
持分法適用除外
33
区分に
をもって表示する。
時価発行増資等に伴い生じた持分変動差額
34
- 16 -
合には、利益剰余金の区分に持分変動差額を示す適当な科目をもって表示する。
35
針」(1983年7月7日)は廃止する。
35-2
2006年5月191786
る。
35-3
2009年6月9日)は、持分会計基準第18-2項の「適用時期等」と同様の時期に適用
る。
35-4.持分法会計基準18-2項では、持分法会計準の適用前に実施された非連結子会社及
び関連会社に対する投資に係る会計処理についての従前の取扱いは、持分法会計基準の適
用後においても継続するとされているので1997年連結原則に基づいて会計処理したのれ
ん又は負ののれんについては、借方差額と貸方差額とでは発生原因が異なり、その結果、
償却期間及び償却方法も異なってくるため、会計処理上、これらを相殺してはならない。
35-5
2011年1月12)は、2011年1月12日から適用する。ただし、10項については、2011
年3月31日以後終了する連結会計年度の年度末に係る連結財務諸表から適用する。
35-6
2014年2月24日)は、2013年に改正された企業結合会計基準及び連結会計基準を適用す
る連結会計年度から適用する。
35-7
20141128日)は、20141128日から適用する。
35-8
2018 16 日)は、2018
度及び事業年度から適用する
35-9.
2022 10 28 2022 10 法人税等会計基準等を適用する連結会
計年度及び事業年度から適用する。
35-10. 7 公表日以後適用する
- 17 -
結論の背景
非連結子会社と関連会社の会計処理の異同
非連結子会社及び関連会社の資産及び負債の評価方法と計算結果
36.削
36-2
なので
便
る。
価評価法は同一の計算結果となる。
便
これらと部分時価評価法の原則法の計算結果とは異なる。
便
日の時価で資産を評価する全面時価評価法の計算結果とは異なる。
2013 による連結子会社又は関連会社の会計処理の異同
36-32013
ただし、改正
れていない。
一方2013
を踏まえ
いた2013 年改正連結
2-2 参照
当該 持分法適用
- 18 -
(第 3-2 参照
いても、てい
6項、第 11 項及び第 20 参照に関して、特段の変更を行っていない。また、持分
法適用非連結子会社について連結子会社の会計処理に準じた取扱いを行う場合には、
2-2 持分法連結の処理の相違を考慮することなる。
付随費用の会計処理
36-4.持分法適用会社の株式を取得(追加取得を含む。)した場合、投資会社の個別
9
商品会計に関する実務指針」第 56 及び第 261 )。このため、連結財務諸表上、
当該付随費用
なる。
未実現損益の消去
37
るか、
ないと判断される場合には全額消去することとした。
債務超過に陥った場合の会計処理
38
- 19 -
ることとした。
用いた科目名は使用しないこととした。
留保利益に係る税効果
39
照表上の簿価と比べて留保利益の額だけ多くなるため一時差異が生じることがある。
当該株式 から
効果の対象となる。
から
会社において税効果を認識する必要はない。
若しくは
又はので
に該当する。
意思又は
だし、投資の売却に係る意思が恣意的であってはならない。
39-2.
売却損益について、税務上の要件を満たし課税所得計算において当該売却損益を繰
り延べる場合(法人税法第 61 条の 11
いて、当該子会社株式等を売却した企業の個別財務諸表において、当該売却損益に
係る一時差異に対して繰延税金資産又は繰延税金負債が計上されているときは、連
- 20 -
結決算手続上、当該一時差異に係る繰延税金資産又は繰延税金負債を取り崩すよう
に見直しが行われた(税効果適用指針第 39 項)。
これに伴い、子会社に対する投資に係る連結財務諸表固有の将来加算一時差異に
ついて、予測可能な将来の期間に子会社に対する投資の売却を行う意思があって
も、当該子会社に対する投資の売却が、税務上の要件を満たし課税所得計算におい
て売却損益を繰り延べる場合(法人税法第 61 条の 11
ないこととされた(税効果適用指針第 23
これにあわせ、持分法適用会社における留保利益についても、子会社に対する投
資に係る連結財務諸表固有の将来加算一時差異と同様に、投資を売却する意思があ
るが、当該売却に伴い生じる売却損益について、税務上の要件を満たし課税所得計
算において当該売却損益を繰り延べる場合(法人税法第 61 条の 11
識しないこととした。
持分法適用会社の欠損金に係る税効果
39-3.39-2
税法第61条の11
[設例1]
- 21 -
設例による解説
以下では、本報告による会計処理等について、理解を深めるために設例による解説を
すこととする。
設例は、本報告で示された全ての会計処理等を網羅しているわけではなく、前提条件に
示された状況に適合するものである。したがって、前提条件が異なれば、それに適合する
会計処理等も異なる場合があり、この場合には本報告で示されている会計処理等を参照す
ることが必要となる。なお、設例で示された金額や比率などの数値は、特別な意味を有す
るものではなく、説明の便宜のために用いられているにすぎない
設例1 関連会社 半永久的に投資を所有する場合の単純なケース
<全般の前提条件>
1.法定実効税率は、投資会社P社、関連会社A社ともに 46%とする。
2.P社の法人税等の計算において、A社からの受取配当金は益金不算入となる。
3.P社は、A社に対する投資について、半永久的に所有する方針であるため、A社の留
保利益及びのれんの償却額に係る税効果を認識しない。
4.剰余金の配当を行った場合にも利益準備金の積立ては行わないものとする。
5.のれんは、5年で償却する。
第1期 設立出資
<前提条件>
(1) X0 年4月1日、P社は、他の会社とともにA社(資本金 500,000を設立し、出資
比率 20%、100,000 を出資した。
(2) A社の X1 年3月 31 日に終了する第 1 期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
400,000
借入金
300,000
売掛金
300,000
買掛金
200,000
棚卸資産
200,000
その他の流動負債
234,000
その他の流動資産
27,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
193,000
固定資産
300,000
1,427,000
1,427,000
損益計算書
1,000,000
売上原価
400,000
売上総利益
600,000
販売費及び一般管理費
200,000
営業利益
400,000
法人税等
207,000
当期純利益
193,000
[設例1]
- 22 -
<計算過程と仕訳>
1.当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 出資設立のため、P社の投資額 100,000 とA社資本金の持分 100,000500,000×
20%)は同額である。
持分法上、設立出資時の仕訳はない。
(2) 当期純利益 193,000 20%持分額は 38,600 である。
投資有価証券
38,600
持分法による投資利益
(当期純利益)
38,600
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
38,600
持分法による投資利益
38,600
<計算表 1-1 A社に対する持分計算表(第1期
P社持分
投資額
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得後
a
b
c=a+b
d
e=c-d
X0 年4月1日(20)
100,000
100,000
100,000
0
当期純利益
38,600
38,600
38,600
X1 年3月31 (20)
100,000
38,600
138,600
100,000
38,600
(注)持分法による投資利益:38,600(当期純利益)
第2期 持分買増し
<前提条件>
(1) X1 年4月1日、P社はA社の株式を 20%買増しし、40%の持分とした。追加投資額
196,200、買増し時の土地の時価は 400,000(簿価 200,000)である。発生したのれ
んは、5年間で償却する。
(2) X1 年5月 31 日にA社の株主総会が開催され、剰余金の配当70,000が承認され実
行された。
(3) A社の X2 年3月 31 日に終了する第2期の財務諸表は、次のとおりである。
[設例1]
- 23 -
貸借対照表
292,000
借入金
250,000
売掛金
500,000
買掛金
350,000
棚卸資産
300,000
その他の流動負債
301,000
その他の流動資産
22,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
413,000
固定資産
500,000
1,814,000
1,814,000
損益計算書等
2,000,000
売上原価
900,000
売上総利益
1,100,000
販売費及び一般管理費
500,000
営業利益
600,000
法人税等
310,000
当期純利益
290,000
期首利益剰余金
193,000
剰余金の配当
70,000
期末利益剰余金
413,000
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
38,600
利益剰余金期首残高
38,600
(2) 持分 20%の追加取得に係るA社の資本勘定の持分額は、資本金 100,000500,000
×20%)、利益剰余金 24,600(本年5月 31 日の剰余金の配当は前期末の株主に対し
て行われるので(193,00070,000)×
20%)。) 、土地に係る評価差額(益)40,000(400,000200,000)× 20%)及びこれ
に対応する繰延税金負 18,40040,000×46%)であり、その合計額は 146,200
なる。これに対し追加投資額は 196,200 であるからその差額 50,000 がのれんとな
る。これは5年で償却する。
上述のとおり投資額と資本持分額の調整計算を行うが、持分法適用による仕訳は
生じない。
持分法上、仕訳はない
(3) 剰余金の配当による配当金の持分額 14,00070,000×20%)は、P社の受取配当
金として計上されているので、投資会社と持分法適用会社との間の内部取引を消去
するために投資有価証券勘定を減額する。
受取配当金
14,000
投資有価証券
14,000
[設例1]
- 24 -
(4) 当期純利益 290,000 40%持分額(第1期 20%取得及び第2期期首追加取得 20
の合計 40%)は 116,000 である。
投資有価証券
116,000
持分法による投資利益
(当期純利益)
116,000
(5) のれんの償却額 10,00050,000/5 年)を計上する。
持分法による投資利益
(のれん償却)
10,000
投資有価証券
(のれん)
10,000
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
130,600
持分法による投資利益
106,000
受取配当金
14,000
利益剰余金期首残高
38,600
[設例1]
- 25 -
計算表 1-2 A社に対する持分計算表第2期
P社持分
のれん
投資額
利益
剰余金
資本金
利益剰余金
取得時
利益剰余金
取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e=d×46
g
h=f+g
=h-
X1 (20)
100,000
38,600
138,600
138,600
100,000
38,600
追加取得(20)
100,000
24,600
124,600
土地評価差額
40,000
-18,400
21,600
100,000
24,600
40,000
-18,400
146,200
50,000
196,200
196,200
0
剰余金の配当
-14,000
-14,000
-14,000
-14,000
-14,000
-14,000
当期純利益
116,000
116,000
116,000
116,000
のれん償却
-10,000
-10,000
-10,000
X2 31 (40)
200,000
24,600
140,600
40,000
-18,400
386,800
40,000
426,800
296,200
130,600
持分法による投資利益116,000(当期純利益)-10,000のれん償却)106,000
剰余金の配当14,000
利益剰余金残高38,600(期首残高)-14,000剰余金の配当)+106,000(当期持分法による投資利益)=130,600
[設例2]
- 26 -
<全般の前提条件>
1.法定実効税率は、投資会社P社、関連会社A社ともに 46とする。
2.配当を行った場合にも利益準備金の積立ては行わないものとする。
3.P社は、A社に対する投資についてキャピタルゲインを目的としており予測可能な将来の期
間にその売却を行う意思があるため、A社の留保利益及びのれんの償却額に対し税効果を認識す
る。
第1期 設立出資
<前提条件>
(1) X0 500,000 20%、
100,000 を出資した。
(2) A社の X1 年3月 31 日に終了する第1期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
400,000
借入金
300,000
売掛金
300,000
買掛金
200,000
棚卸資産
200,000
その他の流動負債
304,000
その他の流動資産
27,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
123,000
固定資産
300,000
1,427,000
1,427,000
損益計算書等
1,000,000
売上原価
400,000
売上総利益
600,000
販売費及び一般管理費
240,000
営業利益
360,000
法人税等
167,000
当期純利益
193,000
剰余金の配当
70,000
期末利益剰余金
123,000
(3) P社から仕入れ、A社の期末の棚卸資産に含まれているものは 100,000 であり、P社の当該
棚卸資産に係る売上総利益率は 40である。
(4) X1 年1月 31 日にA社の株主総会が開催され、剰余金の配当(70,000)が承認され実行され
た。
[設例2]
- 27 -
<計算過程と仕訳>
1.当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 出資設立のため、P社の投資額 100,000 とA社資本金の持分額 100,000500,000×20%)
は同額である。
持分法上、設立出資時の仕訳はない。
(2) 当期純利益 193,000 20持分額は 38,600 である。
投資有価証券
38,600
持分法による投資利益
(当期純利益)
38,600
(3) 剰余金の配当による配当金の持分額 14,00070,000×20
計上されているので、投資会社と持分法適用会社との間の内部取引を消去するために投資有
価証券勘定を減
受取配当金
14,000
投資有価証券
14,000
(4) P社は、A社株式予測可能な将来の期間に売却する意思があるため、留保利益 24,600
当期純利益 38,600配当金 14,000繰延税金負債 11,31624,600
×46%)を計上する。
法人税等調整額(P社)
11,316
繰延税金負債(P社)
11,316
(5) 100,000 40,000100,000×
40 8,00040,000×20 3,6808,000
×46%)を計上する。
売上高(P社)
(未実現利益消去)
8,000
投資有価証券
(棚卸資産)
8,000
繰延税金資産(P社)
3,680
法人税等調整額(P社)
3,680
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
16,600
持分法による投資利益
38,600
売上高
8,000
繰延税金負債
7,636
法人税等調整額
7,636
受取配当金
14,000
[設例2]
- 28 -
計算表 2-1 A社に対する持分計算表第1期
P社持分
投資額
連結会社
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得後
売上高
繰延税金
a
b
c=a+b
d
e
f(46)
g=c-d+e+f
X0 (20)
100,000
100,000
100,000
0
当期純利益
38,600
38,600
剰余金の配当
-14,000
-14,000
24,600
-11,316
13,284
未実現利益
-8,000
3,680
-4,320
X1 31 (20)
100,000
24,600
124,600
100,000
-8,000
-7,636
8,964
持分法による投資利益:24,600(当期純利益等合計)+14,000剰余金の配当)=38,600
利益剰余金残高38,60014,000剰余金の4,320(P社の未実現利益消去、税効果差引後)11,316(P社
における留保利益に係る税効果)8,964
投資有価証券修正額:8,964(利益剰余金残高)+7,636(P社繰延税金負債)=16,600
[設例2]
- 29 -
第2期 追加取得(持分比率が 20%から 40%になった場合)
<前提条件>
(1) X1 20買増しし、40%の持分とした。P社の追加投資額は
196,200 400,000(簿価 200,000
れんは、5年間で償却する。
(2) A社の X2 年3月 31 日に終了する第2期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
292,000
借入金
250,000
売掛金
500,000
買掛金
350,000
棚卸資産
300,000
その他の流動負債
441,000
その他の流動資産
22,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
273,000
固定資産
500,000
1,814,000
1,814,000
損益計算書等
2,000,000
売上原価
900,000
売上総利益
1,100,000
販売費及び一般管理費
559,000
営業利益
541,000
法人税等
251,000
当期純利益
290,000
期首利益剰余金
123,000
剰余金の配当
140,000
期末利益剰余金
273,000
(3) P社から仕入れ、A社の期末の棚卸資産に含まれているものは 150,000 であり、P社の当該
棚卸資産に係る売上総利益率は 40である。
(4) P社がA社から仕入れ、P社の期末の棚卸資産に含まれているものは 100,000 であり、A社
の当該棚卸資産に係る売上総利益率は 55である。
(5) X2 年1月 31 日にA社の株主総会が開催され、剰余金の配当140,000
た。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
16,600
利益剰余金期首残高
8,964
繰延税金負債
7,636
[設例2]
- 30 -
(2) 持分 20の追加取得に係るA社の資本勘定の持分額は、資本金 100,000500,000×20)、
利益剰余金 24,600123,000×2040,000(400,000200,000
×20)及びこれに対応する繰延税金負債 18,40040,000×46%)であり、その合計額は
146,200 196,200 50,000 のれん
なる。これは5年で償却する。
上述のとおり投資額と資本持分額の調整計算を行うが、持分法適用による仕訳は生じない。
持分法上、追加取得時の仕訳はない。
(3) 当期純利益 290,000 40持分額(第1期 20取得及び第2期期首追加取得 20の合計
40)は 116,000 である。
投資有価証券
116,000
持分法による投資利益
(当期純利益)
116,000
(4) 剰余金の配当による配当金の持分額 56,000140,000×40)は、P社の受取配当金とし
て計上されているので、投資会社と持分法適用会社との間の内部取引を消去するために投資
有価証券勘定を減
受取配当金
56,000
投資有価証券
56,000
(5) 当期発生した留保利益 60,000(当期純利益持分額 116,000-配当金持分額 56,000
繰延税金負債 27,60060,000×46%)を、P社で計上する。
法人税等調整額(P社)
27,600
繰延税金負債(P社)
27,600
(6) 未実現利益の実現に伴い、前期末のA社の棚卸資産 100,000 に含まれるP社の未実現利益
持分額 8,000 と対応する繰延税金資産 3,680 を戻し入れる。
投資有価証券
8,000
売上高(P社)
(未実現利益の実現)
8,000
法人税等調整額(P社)
3,680
繰延税金資産(P社)
3,680
[設例2]
- 31 -
(7) A社の棚卸資産 150,000 に含まれているP社の未実現利益は 60,000150,000×40
24,00060,000×40 11,040
24,000×46%)を計上する。
また、P社がA社から仕入れたP社の棚卸資産 100,000 に含まれる未実現利益は 55,000
100,000×55)で、そのP社持分額 22,00055,000×40)を消去し、これに対応する
繰延税金資産 10,12022,000×46%)を計上する。
売上高(P社)
(未実現利益消去)
24,000
投資有価証券
(棚卸資産)
24,000
繰延税金資産(P社)
11,040
法人税等調整額(P社)
11,040
持分法による投資利益
(未実現利益消去)
22,000
棚卸資産(P社)
22,000
投資有価証券
(繰延税金資産増加)
10,120
持分法による投資利益
(法人税等調整額)
10,120
なお、売手側であるA社で発生した未実現利益の消去は、P社との取引で発生したもので
あり、買手側であるP社の棚卸資産から控除するので他の一時差異とは性質が異なり、留保
利益に係る税効果の計算対象としない。
(8) のれん償却額 10,00050,000/5
資産 4,60010,000×46%)を計上する。
持分法による投資利益
(のれん償却)
10,000
投資有価証券
(のれん)
10,000
繰延税金資産
4,600
法人税等調整額
4,600
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
60,720
持分法による投資利益
94,120
売上高
16,000
棚卸資産
22,000
法人税等調整額
15,640
繰延税金負債
23,276
受取配当金
56,000
利益剰余金期首残高
8,964
[設例2]
- 32 -
計算表 2-2 A社に対する持分計算表第2期
P社持分
のれん
投資額
連結会社
利益剰余
連結会社
資本金
利益剰余
金取得時
利益剰余
金取得後
未実現利
土地評価
差額
繰延税金
売上高
繰延税金
棚卸資産
a
b
c
d
e
f(46)
g
h
i=g+h
j
k
l(46)
m=i-j+k+l
n
X1 年4月1日(20)
100,000
24,600
124,600
124,600
100,000
-8,000
-7,636
8,964
追加取得(20)
100,000
24,600
40,000
-18,400
100,000
24,600
40,000
-18,400
146,200
50,000
196,200
196,200
116,000
剰余金の配当
-56,000
60,000
-27,600
-27,600
未実現利益の実現
8,000
-3,680
4,320
未実現利益:P社
-24,000
11,040
-12,960
未実現利益:A社
-22,000
10,120
-22,000
60,000
-22,000
10,120
48,120
48,120
48,120
のれん償却
-10,000
-10,000
4,600
-5,400
-16,000
-15,640
X2 31 (40)
200,000
24,600
84,600
-22,000
40,000
-8,280
318,920
40,000
358,920
296,200
-24,000
-23,276
15,444
-22,000
持分法による投資利益48,120(当期純利益等)+56,000剰余金の配当)-10,000(のれん償却)=94,120
利益剰余金残高
8,964(期首残高)+94,120(当期持分法による投資利益)-56,000剰余金の配当)-8,640(P社の未実現利益消去、税効果控除後 4,320
12,960)23,000(P社における留保利益及びのれん償却額に係る繰延税金-27,6004,600)15,444
投資有価証券修正額15,444(利益剰余金残高)22,000(棚卸資産)+23,276(P社繰延税金負債)60,720
[設例2]
- 33 -
第3期 追加取得(持分比率が 40%から 50%になった場合)
<前提条件>
(1) X2 143,500 10買増しし、50
の土地の時価は 500,000(簿価 200,000)である。発生したのれんは、5年間で償却する。
(2) A社の X3 年3月 31 日に終了する第3期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
399,000
借入金
300,000
売掛金
700,000
買掛金
600,000
棚卸資産
400,000
その他の流動負債
536,000
その他の流動資産
32,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
395,000
固定資産
600,000
2,331,000
2,331,000
損益計算書等
3,000,000
売上原価
1,600,000
売上総利益
1,400,000
販売費及び一般管理費
678,000
営業利益
722,000
法人税等
335,000
当期純利益
387,000
期首利益剰余金
273,000
剰余金の配当
265,000
期末利益剰余金
395,000
(3) P社から仕入れ、A社の期末の棚卸資産に含まれているものは 100,000 であり、P社の当該
棚卸資産に係る売上総利益率は 40である。
(4) X3 年1月 31 日にA社の株主総会が開催され、剰余金の配当265,000
た。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
60,720
棚卸資産
22,000
繰延税金負債
23,276
利益剰余金期首残高
15,444
[設例2]
- 34 -
(2) 持分 10の追加取得に係るA社の資本勘定の持分額は、資本金 50,000500,000×10)、
利益剰余金 27,300273,000×1030,000(500,000200,000
×10)及びこれに対応する繰延税金負債 13,80030,000×46%)であり、その合計額は
93,500 となる。これに対し追加投資額は 143,500 であるから、その差額 50,000 のれん
なる。これは5年で償却する。
上述のとおり投資額と資本持分額の調整計算を行うが、持分法適用による仕訳は生じない。
持分法上、追加取得時の仕訳はない。
(3) 当期純利益 387,000 50持分額(第1期 20取得第2期期首追加取得 20及び第3
期期首追加取得 10の合計 50)は 193,500 である。
投資有価証券
193,500
持分法による投資利益
(当期純利益)
193,500
(4) 当期純利益に係る剰余金の配当による配当金の持分額 132,500265,000×50
の受取配当金として計上されているので、投資会社と持分法適用会社との間の内部取引を消
去するために投資有価証券勘定を減
受取配当金
132,500
投資有価証券
132,500
(5) 当期発生したA社の留保利益 61,000(当期純利益持分額 193,500-配当金 132,500)に係
る繰延税金負債 28,06061,000×46%)を、P社で計上する。
法人税等調整額(P社)
28,060
繰延税金負債(P社)
28,060
(6) 前期のA社の棚卸資産に含まれているP社の未実現利益持分額 24,000 及びP社の棚卸資
産に含まれている未実現利益持分額 22,000 ので戻し入れ、
対応する繰延税金資産 21,160 を戻し入れる。
投資有価証券
(棚卸資産)
24,000
売上高(P社)
(未実現利益の実現)
24,000
法人税等調整額(P社)
11,040
繰延税金資産(P社)
11,040
棚卸資産(P社)
22,000
持分法による投資利益
(未実現利益消去)
22,000
持分法による投資利益
(法人税等調整額)
10,120
投資有価証券
(繰延税金資産戻入れ)
10,120
(7) A社の棚卸資産 100,000 に含まれているP社の未実現利益は 40,000100,000×40
そのP社持分額 20,00040,000×50 9,20020,000×46%)
を計上する。
売上高(P社)
(未実現利益消去)
20,000
投資有価証券
(棚卸資産)
20,000
繰延税金資産(P社)
9,200
法人税等調整額(P社)
9,200
[設例2]
- 35 -
(8) のれん償却額 20,00050,000/5 年+50,000/5 年)を計上するとともに、P社において、
これに対応する繰延税金資産 9,20020,000×46のれんの推移については、
のれんの増減及び償却の明細表」参照
持分法による投資利益
(のれん償却)
20,000
投資有価証券
(のれん)
20,000
繰延税金資産(P社)
9,200
法人税等調整額(P社)
9,200
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
95,600
持分法による投資利益
185,380
受取配当金
132,500
売上高
4,000
法人税等調整額
20,700
繰延税金負債
43,976
利益剰余金期首残高
15,444
[設例2]
- 36 -
計算表 2-3 A社に対する持分計算表第3期
P社持分
のれん
投資額
連結会社
利益
剰余金
連結会社
資本金
利益剰余
金取得時
取得後
未実現
利益
土地評価
差額
繰延税金
売上高
繰延税金
棚卸資産
a
b
c
d
e
f(46%)
g
h
i=g+h
j
k
l(46)
m=i-j+k+l
n
X2 月1(40)
200,000
24,600
84,600
-22,000
40,000
-8,280
318,920
40,000
358,920
296,200
-24,000
-23,276
15,444
-22,000
(10)
50,000
27,300
77,300
土地評価差
30,000
-13,800
16,200
50,000
27,300
30,000
-13,800
93,500
50,000
143,500
143,500
193,500
剰余金の配当
-132,500
61,000
61,000
-28,060
-28,060
実現益の
22,000
-10,120
11,880
24,000
-11,040
12,960
22,000
-20,000
9,200
-10,800
61,000
22,000
-10,120
72,880
72,880
72,880
のれん償却
-20,000
-20,000
9,200
-10,800
4,000
-20,700
X3 3月 31 (50
250,000
51,900
145,600
0
70,000
-32,200
485,300
70,000
555,300
439,700
-20,000
-43,976
51,624
0
持分法による投資利益72,880(当期純利益等合計)+132,500剰余金の配当)-20,000(のれん償却)=185,380
利益剰余金残高
15,444(期首残高)+185,380(当期持分法による投資利益)-132,500剰余金の配当)+2,160(P社の未実現利益の実現・消去の純額、税効
果控除後 12,96010,800)18,860(P社における留保利益及びのれん償却額に係る繰延税金-28,0609,200)=51,624
投資有価証券修正額51,624(利益剰余金残高)43,976(P社繰延税金負債)95,600
[設例2]
- 37 -
のれんの増減及び償却の明細表
期発生
期発生
取得原価
償却
累計額
簿
繰延税金
資産
a
a×0.46
期残高
20
期発生
20
50,000
50,000
50,000
期償却
-10,000
-10,000
-10,000
-10,000
4,600
期期末残高
40
40,000
40,000
50,000
-10,000
40,000
4,600
期発生
10
50,000
50,000
50,000
50,000
期償却
-10,000
-10,000
-20,000
-20,000
-20,000
9,200
期期末残高
50
30,000
40,000
70,000
100,000
-30,000
70,000
13,800
-20
-12,000
-16,000
-28,000
-40,000
12,000
-28,000
-5,520
18,000
24,000
42,000
60,000
-18,000
42,000
8,280
期償却
-6,000
-6,000
-12,000
-12,000
-12,000
5,520
期期末残高
30
12,000
18,000
30,000
60,000
-30,000
30,000
13,800
みなし売却
-10
-4,000
-6,000
-10,000
-20,000
10,000
-10,000
-4,600
20
8,000
12,000
20,000
40,000
-20,000
20,000
9,200
期償却
-4,000
-4,000
-8,000
-8,000
-8,000
3,680
期期末残高
20
4,000
8,000
12,000
40,000
-28,000
12,000
12,880
-10
-2,000
-4,000
-6,000
-20,000
14,000
-6,000
-6,440
10
2,000
4,000
6,000
20,000
-14,000
6,000
6,440
持分法適用除外
-10
-2,000
-4,000
-6,000
-20,000
14,000
-6,000
-6,440
期期末残高
0
0
0
0
0
0
0
0
[設例2]
- 38 -
第4期 一部売却(持分比率が 50%から 30%になった場合)
<前提条件>
(1) X3 年4月1日、P社はA社に対する持分 20の株式を他の株主に 300,000 で売却した。
(2) A社の X4 年3月 31 日に終了する第4期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
817,000
借入金
300,000
売掛金
800,000
買掛金
700,000
棚卸資産
400,000
その他の流動負債
951,000
その他の流動資産
29,000
資本金
500,000
100,000
利益剰余金
395,000
固定資産
700,000
2,846,000
2,846,000
損益計算書等
3,000,000
売上原価
1,600,000
売上総利益
1,400,000
販売費及び一般管理費
689,000
営業利益
711,000
特別利益
100,000
当期税引前利益
811,000
法人税等
376,000
当期純利益
435,000
期首利益剰余金
395,000
剰余金の配当
435,000
期末利益剰余金
395,000
(3) 当期末、A社は簿価 100,000 の土地を 200,000 で売却し、特別利益に計上している。
(4) X4 年1月 31 日にA社の株主総会が開催され、剰余金の配当435,000
た。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
95,600
利益剰余金期首残高
51,624
繰延税金負債
43,976
[設例2]
- 39 -
(2) 売却した持分 20に対応するA社の資本勘定の持分額は、資本金 100,000500,000×20)、
取得時利益剰余金 20,76051,900×20/50 58,240(145,600×20
/5028,00070,000×20/50
金負債の戻入れ12,88028,000×46%)であり、その合計額は 194,120 となる。これに、
のれんの未償却残高 70,000 20/50 28,000 を加えると連結上の投資価額の売却持分
額は 222,120 となる。これに対し個別財務諸表上の投資簿価のうち売却部分は 175,880
439,700×20/50から 46,240
る取得後利益剰余金の売却対応部分 58,240 からのれんの償却累計額の売却対応部分 12,000
30,000×20/50
額(減額)となる。
8,00020,000×20/50これに対応する繰延税金資産 3,680 の戻入れ及び投資
有価証券売却益の修正額に係る繰延税金負債 21,27046,240×46
2-4 参照)。
投資有価証券売却益
46,240
投資有価証券
38,240
繰延税金負債(P社)
17,590
売上高
8,000
法人税等調整額(P社)
17,590
(3) 当期純利益 435,000 30持分額(第3期末の 50から第4期期首に売却した 20を差
し引いたもの)は 130,500 である。
投資有価証券
130,500
持分法による投資利益
(当期純利益)
130,500
(4) 剰余金の配当による配当金の持分額 130,500435,000×30
て計上されているので、投資会社と持分法適用会社との間の内部取引を消去するために投資
有価証券勘定を減
受取配当金
130,500
投資有価証券
130,500
(5) A社が売却した土地について、持分法適用上追加取得時に 42,000
しているので 21,00042,000×簿 100,000/土地簿価総
200,000 9,66021,000×46
法による投資損益を修正する。
持分法による投資利益
21,000
投資有価証券
21,000
投資有価証券
(繰延税金負債戻入れ)
9,660
持分法による投資利益
(法人税等調整額)
9,660
[設例2]
- 40 -
(6) 上記(5)の土地売却に伴う税効果後の評価差額(益)の減少 11,34021,0009,660)は、
持分法上の投資価額とP社の個別貸借対照表上の簿価との間の一時差異なの、繰延税金資
5,21611,340×46%)をP社で計上する。
繰延税金資産(P社)
5,216
法人税等調整額(P社)
5,216
土地の売却に伴い評価差額(益)は実現し当期純利益に含まれるので、評価差額(対応
する繰延税金負債とともに)戻し入れ、投資有価証券勘定が同額減少する。その結果、評価
差額に関し持分法上の投資価額とP社の個別財務諸表上の簿価に一時差異が発生するためP
社において税効果を認識する。
(7) 前期のA社の棚卸資産に含まれているP社の未実現利益持分額 12,000(前期末 20,000
ら持分売却により実現した 8,000 を差し引いたもの)と対応する繰延税金資産 5,520 を戻し
入れる。
投資有価証券
12,000
売上高(P社)
(未実現利益の実現)
12,000
法人税等調整額(P社)
5,520
繰延税金資産(P社)
5,520
(8) のれんの償却額 12,000(取得価額 50,000-売却持分対応原価 20,000)/5 年+(取得価額
50,000-売却持分対応原価 20,000)/5 年)を計上するとともに、P社において、これに対応
する繰延税金資産 5,52012,000×46のれんの推移については、計算表 2-
3のれんの増減及び償却の明細表」参照)
持分法による投資利益
(のれん償却)
12,000
投資有価証券
(のれん)
12,000
繰延税金資産(P社)
5,520
法人税等調整額(P社)
5,520
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
46,020
持分法による投資利益
107,160
投資有価証券売却益
46,240
売上高
20,000
受取配当金
130,500
法人税等調整額
22,806
繰延税金負債
21,170
利益剰余金期首残高
51,624
[設例2]
- 41 -
計算表 2-4 A社に対する持分計算表第4期
P社持分
のれん
投資額
利益剰余
資本金
利益剰余
金取得時
取得後
未実現利
土地評価
差額
繰延税金
売上高
繰延税金
a
b
c
d
e
f(46)
g
h
i=g+h
j
k
l(46)
m=i-j+k+l
X3 年4月1日(50)
250,000
51,900
145,600
0
70,000
-32,200
485,300
70,000
555,300
439,700
-20,000
-43,976
51,624
20売却
-100,000
-20,760
-58,240
-179,000
8,000
17,590
-28,000
12,880
-15,120
-100,000
-20,760
-58,240
-28,000
12,880
-194,120
-28,000
-222,120
-175,880
8,000
17,590
-20,650
130,500
剰余金の配当
-130,500
0
0
-21,000
9,660
未実現利益の実現
12,000
-5,520
6,480
0
-21,000
9,660
-11,340
-11,340
5,216
-6,124
のれん償却
-12000
-12,000
5,520
-6,480
20,000
22,806
X4 31 (30)
150,000
31,140
87,360
21,000
-9,660
279,840
30,000
309,840
263,820
0
-21,170
24,850
20持分売却に伴う投資有価証券売却益の修正
175,880(個別財務諸表上の簿価売却持分額)222,120(連結上の投資原価の売却持分額)=-46,240
連結上の投資原価の売却持分額194,120(P社持分合計)+28,000(のれん未償却残高)222,120
持分法による投資利益
0(当期純利益等合計)+130,500(剰余金の配当)12,000(のれん償却)-11,340(実現した土地評価差額、税効果控除後)=107,160
利益剰余金残高
51,624(期首残高)-20,650(投資有価証券売却益の修正)107,160(当期持分法による投資利益)-130,500剰余金の配当)+6,480(P社
の未実現利益の実現、税効果後)+5,216(土地売却に伴う評価差額の減少に係る税効果)+5,520(P社におけるのれん償却額に係る税効果)
24,850
投資有価証券修正額24,850(利益剰余金残高)21,170(P社繰延税金負債)46,020
[設例2]
- 42 -
第5期 第三者割当増資による持分比率の減少
<前提条件>
(1) X4 1 0.5 の株式を 500,000
のうち 250,000 を資本金に組み入れ、250,000 を資本準備金に組み入れた。この結果、P社の
持分は 20となった。なお、同日までの損益はゼロであった。
(2) A社の X5 年3月 31 日に終了する第5期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
534,000
借入金
100,000
売掛金
700,000
買掛金
625,000
棚卸資産
500,000
その他の流動負債
147,000
その他の流動資産
20,000
資本金
750,000
200,000
資本準備金
250,000
固定資産
700,000
利益剰余金
782,000
2,654,000
2,654,000
損益計算書等
3,200,000
売上原価
1,700,000
売上総利益
1,500,000
販売費及び一般管理費
778,000
営業利益
722,000
法人税等
335,000
当期純利益
387,000
期首利益剰余金
395,000
期末利益剰余金
782,000
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
46,020
繰延税金負債
21,170
利益剰余金期首残高
24,850
[設例2]
- 43 -
(2) A社はT社に第三者割当てを行い 500,000 の払込みを受けた結果、P社のA社に対する持
分比率は 10減少し 20
資本金については変化しない500,000×30150,000750,000×20
た資本準備金については 50,000250,000×20 10,38031,140
×10/30 29,12087,360×10/30さらに土地
7,00070,000×10
3,2207,000×46 6,720 の持分の増加となる。これから、のれん
未償却残高 30,00010/3010,000を差し引いた投資持分の純減少3,280となり、
これは持分比率減少に伴う持分変動差損(特別損失として計上する。)である。
一方、P社においては、持分変動に伴い生じた投資有価証券修正額の減少に係る繰延税金
負債 1,5093,280×46%)の戻入れを行う(計算表 2-5 参照)。
持分変動差損
3,280
投資有価証券
3,280
繰延税金負債(P社)
1,509
法人税等調整額(P社)
1,509
資本連結実務指針によれば、第三者に対する時価発行増資による持分変動損益については、
従来の持分比率で引き受け、その後、一部売却を行ったものとみなして計算するが、計算結
果は上記のものと同一となる。
なお、利害関係者の判断を著しく誤らせるおそれがあると認められる場合には、持分変動
差損益を関連する法人税等調整額とともに、利益剰余金に直接加減することができる。この
設例の場合、利益剰余金減少高 1,7713,2801,509)となる。
(3) 当期純利益 387,000 20持分額は 77,400 であり、剰余金の配当が実行されていない
、当期純利益が留保利益となり、P社においてその 46%の 35,604 を繰延税金負債として
計上する。
投資有価証券
77,400
持分法による投資利益
(当期純利益)
77,400
法人税等調整額(P社)
35,604
繰延税金負債(P社)
35,604
(4) のれんの償却額 8,000(取得原価 50,000-売却持分累計額対応原価 30,000)/5 年+(取得
原価 50,000-売却持分累計額対応原価 30,000)/5
繰延税金資産 3,6808,000×46%)をP社において計上する。
持分法による投資利益
(のれん償却)
8,000
投資有価証券
(のれん)
8,000
繰延税金資産(P社)
3,680
法人税等調整額(P社)
3,680
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券
112,140
持分法による投資利益
69,400
法人税等調整額
30,415
繰延税金負債
51,585
持分変動差損
3,280
利益剰余金期首残高
24,850
[設例2]
- 44 -
計算表 2-5 A社に対する持分計算表第5期
P社持分
のれん
投資額
繰延税金
利益剰余金
資本金
資本準備
利益剰余
金取得時
利益剰余
金取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e
f(46)
g
h
i=g+h
j
k
l=i-j+k
X4 年4月1日(30)
150,000
31,140
87,360
21,000
-9,660
279,840
30,000
309,840
263,820
-21,170
24,850
10みなし売却
50,000
-10,380
-29,120
10,500
0
土地評価差額
-7,000
3,220
-3,780
50,000
-10,380
-29,120
-7,000
3,220
6,720
-10,000
-3,280
1,509
-1,771
当期純利益
77,400
77,400
77,400
-35,604
41,796
のれん償却
-8,000
-8,000
3,680
-4,320
-30,415
X5 31 (20)
150,000
50,000
20,760
135,640
14,000
-6,440
363,960
12,000
375,960
263,820
-51,585
60,555
資本金みなし取得:150,000750,000×20増資後持分額)-150,000500,000×30増資前持分額)=0
資本準備金みなし取得:250,000×20%=50,000
10持分みなし売却に伴う投資有価証券売却損:3,280
みなし売却に伴うP社の純繰延税金負債の戻入れ:3,280×46%=1,509
持分法による投資利益:77,400(当期純利益等)-8,000(のれん償却)=69,400
利益剰余金残高:
24,850(期首残高)-3,280(みなし投資有価証券売却損)+1,50969,400
(当期持分法による投資利益)-31,924(P社留保利益に係る繰延税金負債等)=60,555
投資有価証券修正額:60,555(利益剰余金残高)+51,585(P社繰延税金負債)=112,140
[設例2]
- 45 -
第6期 一部売却(持分比率 20%から 10%になった場合)
<前提条件>
X5 年4月1日、P社はA社に対する持分 10の株式を 200,000 で第三者に売却した。P社の
A社株式に対する持分は 10となった。この結果、A社は、持分法適用除外となった。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
投資有価証券
112,140
利益剰余金期首残高
60,555
繰延税金負債(P社)
51,585
(2) 売却した持分 10に対応するA社の資本勘定のP社持分額は、資本金 75,000750,000×
10 25,000250,000×1010,38020,760×10/20)、
取得後利益剰余金 67,820135,640×10/207,00070,000
×10 3,2207,000×46
額は 181,980 のれん 6,00012,000×10/20を加えた
187,980 が連結上の売却原価となる。これに対し売却した持分の投資簿価は 131,910263,820
×10/20 56,070 が投資有価証券売却益の修正額(減額)となる。
25,79256,070
×46%)の戻入れを行う。
投資有価証券売却益
56,070
投資有価証券
56,070
繰延税金負債(P社)
25,792
法人税等調整額(P社)
25,792
(3) 持分法適用除外となったので、投資簿価まで連結上の利益剰余金を戻し入れる。10持分
売却後の連結持分残高の資本持分は、資本金 75,000 25,000
10,380 67,8207,00070,000×10
れに対応する繰延税金負債 3,2207,000×46 181,980
れにのれんの未償却残高 6,000 を加えたものは 187,980 である。これは投資簿価 131,910
56,070 上回るから利益剰余金の減少とする。一方、P社において、持分法による投資有価
証券修正累計額に係る繰延税金負債 25,793 が残っているからこれを全額戻し入れ、上記利
益剰余金の減少と相殺する。
持分法適用会社の減少に伴
う剰余金減少高
30,277
投資有価証券
56,070
繰延税金負債(P社)
25,793
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
投資有価証券売却益
56,070
利益剰余金期首残高
60,555
持分法適用会社の減少に伴
う剰余金減少高
30,277
法人税等調整額(P社)
25,792
[設例2]
- 46 -
計算表 2-6 A社に対する持分計算表第6期
P社持分
のれん
投資額
繰延税金
資本金
資本
準備金
利益剰余
金取得時
利益剰余
金取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e
f(46)
g
h
i=g+h
j
k
l=i-j+k
X5 (20)
150,000
50,000
20,760
135,640
14,000
-6,440
363,960
12,000
375,960
263,820
-51,585
60,555
10売却
-75,000
-25,000
-10,380
-67,820
-178,200
-7,000
3,220
-3,780
-75,000
-25,000
-10,380
-67,820
-7,000
3,220
-181,980
-6,000
-187,980
-131,910
25,792
-30,278
(10)
75,000
25,000
10,380
67,820
7,000
-3,220
181,980
6,000
187,980
131,910
-25,793
30,277
持分法適用除外による取崩
-75,000
-25,000
-10,380
-67,820
-7,000
3,220
-181,980
-6,000
-187,980
-131,910
25,793
-30,277
X6 年3月 31 (10)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10持分売却に伴う投資有価証券売却益の修正:187,980(131,910)=-56,070
10持分売却に伴うP社の純繰延税金負債の戻入れ:25,792
持分法適用除外による利益剰余金の減少
56,070投資有価証券の持分法上の投資価額から投資原価への修正)+25,793関連するP社の繰延税金負債の戻入れ)=30,277
「持分法適用除外による取崩し」の「投資額」欄の-131,910 は、持分法適用除外による取崩額 131,910 が原価法による投資有価証券に振り替
えられたことを意味している。
[設例3]
- 47 -
<全般の前提条件>
1.法定実効税率は、投資会社P社、関連会社A社ともに 46とする。
2.P社及びQ社、A社の発行済株式を 50つ所有している。
X3
3月期)までA社の留保利益及びのれんの償却額に対し税効果を認識していない。
4.欠損金の繰戻しに係る税務上の取扱いは、適用が停止されている。
5.P社の個別財務諸表におけるA社に対する融資の評価に関する仕訳及び当該仕訳を連結上で
消去する仕訳は、適切に行われているものとする。
X4 年3月期 債務超過の発生
<前提条件>
(1) A社の X3 年3月 31 日に終了する貸借対照表等は、次のとおりである。
貸借対照表
399,000
借入金
300,000
売掛金
700,000
買掛金
600,000
棚卸資産
400,000
その他の流動負債
271,000
その他の流動資産
32,000
資本金
500,000
200,000
利益剰余金
660,000
固定資産
600,000
2,331,000
2,331,000
P社のA社に対する投資額
339,700
A社の資本金のうちP社持分額
250,000
土地に係る評価差額(益)
70,000
A社の繰延税金負債
土地に係る評価差額分
32,200
A社株式取得時の利益剰余金(P社持分額)
51,900
A社株式取得後の利益剰余金(P社持分額)
278,100
のれんは発生していない。
(2) A社の X4 年3月 31 日に終了する財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
160,000
借入金
1,100,000
売掛金
400,000
買掛金
600,000
棚卸資産
200,000
その他の流動負債
2,000
200,000
資本金
500,000
固定資産
500,000
利益剰余金
742,000
1,460,000
1,460,000
[設例3]
- 48 -
損益計算書等
3,000,000
売上原価
3,500,000
売上総損失
500,000
販売費及び一般管理費
900,000
営業損失
1,400,000
法人税等
2,000
当期純損失
1,402,000
期首利益剰余金
660,000
期末利益剰余金
742,000
(3) A社の税務上の繰越欠損金については、タックスプランニングにより繰越期間内に土地に係
る評価差額(益)の実現と相殺する部分を除き、将来の実現可能性が不明である。
(4) 株主は出資持分に応じてA社に対し総額 400,000 の貸付けを行っている。また、銀行借入金
700,000 に対しても出資持分に応じて銀行に保証している。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 期首利益剰余金の計上
前期末の取得後利益剰余金社持分額)278,100
投資有価証券
278,100
利益剰余金期首残高
278,100
(2) 当期純損失 1,402,000 50%持分額は 701,000 である。税務上の繰越欠損金については、
下記(3)
税効果を認識しない。
持分法による投資損失
(当期純損失)
701,000
投資有価証券
701,000
[設例3]
- 49 -
(3) 税務上の繰越欠損金については、タックスプランニングにより、少なくとも土地に係る評
価差額(益)の実現額と相殺されため、当該実現額に対応する繰越欠損金について繰延税
金資産 32,20070,000×46%)を認識する。
投資有価証券
(繰延税金資産)
32,200
持分法による投資損失
(法人税等調整額)
32,200
(4) 上記仕訳の投資有価証券の合計額は貸方 390,700 339,700 を超えている。
P社は他の株主とともにA社に対し持分割合の貸付けを行っているので 51,000
は貸付金によって補われているものと考えられるため、貸付金と相殺する。
投資有価証券
51,000
貸付金
51,000
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
持分法による投資損失
668,800
投資有価証券
339,700
貸付金
51,000
利益剰余金期首残高
278,100
[設例3]
- 50 -
計算表 3-1 A社に対する持分計算表X4 年3月期
P社持分
投資額
繰延税金
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得時
利益剰余金
取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e(46)
f
g
h
i=f-g+h
X3 (50)
250,000
51,900
278,100
70,000
-32,200
617,800
339,700
0
278,100
当期純損失
-701,000
32,200
-668,800
-668,800
X4 31 (50)
250,000
51,900
-422,900
70,000
0
-51,000
339,700
0
-390,700
投資有価証券期首修正額:278,100(利益剰余金)
持分法による投資損失:-701,000(当期純損失)+32,200(繰延税金)=-668,800
利益剰余金残高:278,100(期首残高)-668,800(当期持分法による投資損失)=-390,700
[設例3]
- 51 -
X5 年3月期 債務超過
<前提条件>
(1) A社の X5 年3月 31 日に終了する財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
158,000
借入金
1,600,000
売掛金
500,000
買掛金
600,000
棚卸資産
200,000
その他の流動負債
2,000
200,000
資本金
500,000
固定資産
400,000
利益剰余金
1,244,000
1,458,000
1,458,000
損益計算書等
2,100,000
売上原価
2,000,000
売上総利益
100,000
販売費及び一般管理費
600,000
営業損失
500,000
法人税等
2,000
当期純損失
502,000
期首利益剰余金
742,000
期末利益剰余金
1,244,000
(2) 株主は出資持分に応じてA社に対し総額 400,000 の貸付けを行っている。また、銀行借入金
に対しても出資持分に応じて銀行に保証している。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末連結欠損金の計上については、当期末において投資額を超える額を他の科目に振り
替えるため、前期末における貸付金へ振り替える前の数値を使用する。
利益剰余金期首残高
390,700
投資有価証券
390,700
(2) 当期純損失 502,000 50%持分額は 251,000 である。
持分法による投資損失
(当期純損失)
251,000
投資有価証券
251,000
[設例3]
- 52 -
(3) 上記仕訳後の投資有価証券修正額(利益剰余金期末残高)は貸方 641,700 であり、投資額
339,700 を超えている。P社は他の株主とともにA社に対し持分割合の貸付けを行って
るので当該超過額 302,000 のうち 200,000 は貸付金によって補われているものと考えられ
るため、貸付金と相殺する。また、貸付金を超える 102,000 については、株主がA社の銀行
借入を持分割合に応じて保証しているので
投資有価証券
302,000
貸付金
200,000
持分法適用に伴う負債
102,000
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
持分法による投資損失
251,000
投資有価証券
339,700
利益剰余金期首残高
390,700
貸付金
200,000
持分法適用に伴う負債
102,000
[設例3]
- 53 -
計算表 3-2 A社に対する持分計算表X5 年3月期
P社持分
投資額
繰延税金
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得時
利益剰余金
取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e(46)
f
g
h
i=f-g+h
X4 年4月1日(50)
250,000
51,900
-422,900
70,000
0
-51,000
339,700
0
-390,700
当期純損失
-251,000
-251,000
-251,000
X5 年3月 31 (50)
250,000
51,900
-673,900
70,000
0
-302,000
339,700
0
-641,700
持分法による投資損失:-251,000(当期純損失)
利益剰余金残高:-390,700(期首残高)-251,000(当期持分法による投資損失)=-641,700
[設例3]
- 54 -
X6 年3月期 債務超過拡大
<前提条件>
(1) A社の X6 年3月 31 日に終了する財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
56,000
借入金
2,000,000
売掛金
400,000
買掛金
400,000
棚卸資産
200,000
その他の流動負債
2,000
200,000
資本金
500,000
固定資産
300,000
利益剰余金
1,746,000
1,156,000
1,156,000
損益計算書等
2,000,000
売上原価
2,000,000
売上総利益
0
販売費及び一般管理費
500,000
営業損失
500,000
法人税等
2,000
当期純損失
502,000
期首利益剰余金
1,244,000
期末利益剰余金
1,746,000
(2) 株主であるP社とQ社は、A社に事業性がないと判断したため、A社を次期中に解散し清算
することを決定した。この結果、P社はA社に対する投資、貸付金及び支払保証実行に伴う求
償債権に関する損失について損金算入が認められることが確実なの、P社の個別財務諸表上
の投資簿価と持分法上の投資価額との一時差異について税効果を認識する。
(3) 株主は出資持分に応じてA社に対し総額 400,000 の貸付けを行っている。また、銀行借入金
に対しても出資持分に応じて銀行に保証している。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末連結欠損金の計上については、前期末における貸付金への振替前の数値を使用する。
利益剰余金期首残高
641,700
投資有価証券
641,700
(2) 当期純損失 502,000 50%持分額は 251,000 である。
持分法による投資損失
251,000
投資有価証券
251,000
[設例3]
- 55 -
(3) 解散し清算することが決定されたので、P社のA社に対する投資簿価と持分法上の投資価
額との将来減算一時差異に係る税効果を認識し、連結上の欠損金 892,700(期首連結欠損金
641,700+当期純損失持分額 251,000)の 46%である 410,642 の繰延税金資産を計上する。
繰延税金資産(P社)
410,642
法人税等調整額(P社)
410,642
(4) 投資有価証券修正額は、貸方 892,700 であり、投資額の 339,700 553,000 超えている。
P社は他の株主とともにA社に対し持分割合である 200,000 の貸付けを行っているので、当
該超過額のうち貸付金に見合う額を貸付金と相殺し、残額を「持分法適用に伴う負債」に計
上する。
投資有価証券
553,000
貸付金
200,000
持分法適用に伴う負債
353,000
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
利益剰余金期首残高
641,700
投資有価証券
339,700
持分法による投資損失
251,000
法人税等調整額
410,642
繰延税金資産
410,642
貸付金
200,000
持分法適用に伴う負債
353,000
[設例3]
- 56 -
計算表 3-3 A社に対する持分計算表X6 年3月期
P社持分
投資額
繰延税金
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得
利益剰余金
取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e(46)
f
g
h
i=f-g+h
X5 (50)
250,000
51,900
-673,900
70,000
0
-302,000
339,700
0
-641,700
当期純損失
-251,000
-251,000
-251,000
250,000
51,900
-924,900
70,000
0
-553,000
339,700
0
-892,700
連結欠損金の税効果
410,642
410,642
X6 31
(50)
250,000
51,900
-924,900
70,000
0
-553,000
339,700
410,642
-482,058
持分法による投資損失:251,000(当期純損失)
利益剰余金残高:641,700(期首残高)-251,000(当期持分法による投資損失)410,642(欠損金に対する税効果)=-482,058
投資有価証券修正額:482,058(利益剰余金)-410,642(繰延税金資産)=-892,700
[設例3]
- 57 -
X7 年3月期
<前提条件>
株主総会で解散決議を承認し清算した。
<計算過程と仕訳>
1.期首及び当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末連結欠損金の計上
利益剰余金期首残高
482,058
投資有価証券
892,700
繰延税金資産
410,642
(2) A社清算に伴う連結除外
投資有価証券
892,700
投資有価証券除却損(注)
339,700
法人税等調整額
410,642
関係会社整理特別損(注)
553,000
繰延税金資産
410,642
(注個別財務諸表上で処理した損失を取り消す仕訳のため、科目名は個別財務諸表上の処理科目
を使用することなる。
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
利益剰余金期首残高
482,058
投資有価証券除却損
339,700
法人税等調整額
410,642
関係会社整理特別損
553,000
[設例3]
- 58 -
計算表 3-4 A社に対する持分計算表X7 年3月期
P社持分
投資額
繰延税金
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得時
利益剰余金
取得後
土地評価
差額
繰延税金
a
b
c
d
e(46)
f
g
h
i=f-g+h
X6 年4月1日(50)
250,000
51,900
-924,900
70,000
0
-553,000
339,700
410,642
-482,058
清算に伴う持分法適用除外
-250,000
-51,900
924,900
-70,000
0
553,000
-339,700
-410,642
482,058
X7 年3月 31 (0)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
[設例4]
- 59 -
設例4
46
ームについてはP社の固定資産売却益又は売上高及びA社の土地、有形固定資産又は棚卸資産か
(1) X0 1,000,000
25%、250,000
(2)
(3) 簿 200,000)を 1,200,000
簿 600,000)を 1,000,000
調 20
(4) A社の X1 年3月 31 1
400,000
200,000
300,000
200,000
200,000
227,000
27,000
1,100,000
1,200,000
1,000,000
1,000,000
400,000
3,127,000
3,127,000
2,000,000
800,000
1,200,000
及び
427,000
773,000
33,000
740,000
340,000
400,000
(5) 100,000
40%である。
[設例4]
- 60 -
(1) 250,000 250,0001,000,000×25%)
(2) 250,000(1,200,000200,000)×
25 115,000250,000×46
250,000
(土 地)
250,000
115,000
調
115,000
(3) 100,000(1,000,000600,000)
×25 46,000100,000×46
100,000
100,000
46,000
調
46,000
(4) 当期純利益 400,000 25 100,000
100,000
100,000
(5) 5,000400,000×1/20×25
2,3005,000×46
5,000
5,000
調
2,300
2,300
(6) 100,000 40,000100,000×40
10,00040,000×25 4,600
10,000×46
10,000
10,000
4,600
調
4,600
[設例4]
- 61 -
(7) (1)から(6)
額)255,000 4-1 91,700 163,300
250,000
5,000
5,000
250,000
100,000
105,000
調
163,300
163,300
250,000
5,000
[設例4]
- 62 -
4-1 第1期
a
b
c=a+b
d
e
f=e×46
g=c-d+e+f
X0 (25)
250,000
250,000
250,000
0
-250,000
115,000
-135,000
-100,000
46,000
-54,000
100,000
100,000
5,000
-2,300
-10,000
4,600
100,000
100,000
-5,000
2,300
97,300
X1 31 (25)
250,000
100,000
350,000
250,000
-355,000
163,300
-91,700
(1,200,000200,000)×25%=250,000
250,000×46%=115,000
(1,000,000600,000)×25%=100,000
100,000×46%=46,000
400,000×25%=100,000
400,000/20 年×25%=5,000
5,000×46%=2,300
100,000×40%×25%=10,000
10,000×46%=4,600
135,00054,000100,000
2,700()5,400()=-91,700
91,700()163,300()=-255,000
の超過255,000250,000=-5,000
[設例4]
- 63 -
(1) A社の X2 年3月 31
620,000
200,000
500,000
500,000
400,000
354,000
54,000
500,000
1,200,000
1,000,000
980,000
1,200,000
3,754,000
3,754,000
3,000,000
1,050,000
1,950,000
及び
439,000
1,511,000
30,000
1,481,000
681,000
800,000
400,000
1,200,000
(2) 200,000
40%である。
(1)
(7)
91,700
255,000
163,300
(2) 当期純利益 800,000 25 200,000
200,000
200,000
[設例4]
- 64 -
(3) 5,000400,000×1/20×25
2,3005,000×46
5,000
5,000
調
2,300
2,300
(4) 100,000 10,000
4,600
10,000
10,000
調
4,600
4,600
(5) 200,000 80,000200,000×40
20,00080,000×25 9,200
20,000×46
20,000
20,000
9,200
調
9,200
5,000
200,000
165,600
調
2,300
91,700
60,000
[設例4]
- 65 -
4-2 第2期
a
b
c=a+b
d
e
f=e×46
g=c-d+e+f
X1 (25)
250,000
100,000
350,000
250,000
-355,000
163,300
-91,700
200,000
200,000
5,000
-2,300
10,000
-4,600
-20,000
9,200
200,000
200,000
-5,000
2,300
197,300
X2 31 (25)
250,000
300,000
550,000
250,000
-360,000
165,600
105,600
800,000×25200,000
400,000/20 年×255,000
5,000×462,300
200,000×40×2520,000
20,000×469,200
91,700200,0002,700()5,400
10,800105,600
105,600()165,600()=-60,000
[設例5]
- 66 -
<前提条件>
1.法定実効税率は、投資会社P社、関連会社A社ともに 46%とする。
2.未実現利益は、原則どおり損益計算書項目については、それが発生した売手側の科目から、
貸借対照表項目については未実現利益が含まれる買手側の資産から控除する。すなわち、ダウ
ンストリームについてはP社の固定資産売却益とA社の土地から未実現利益を控除する。
3.設立以降の取引は次のとおりである。
(1) X0 20,000
立し、出資比率 25%、5,000 を出資した。P社は他の株主とともにA社の株式を長期的に保
有する方針である。
(2)
長期保有目的のため、P社はA社の留保利益について税効果を認識しない。
(3) X4 年4月1日、P社はA社に工場設備の建っている土地(簿価 200,000)を 1,200,000
27
「関係会社間の取引に係る土地・設備等の売却益の計上についての監査上の取扱い」の各要
件を満たしている。
A社は、この土地取得のための長期資金を当該土地を担保に銀行から借り入れた。土地の
担保評価額を超える 360,000 については、P社が当該銀行に保証を行った。他の株主には、
資金力はなく、この土地の管理運営部分については、影響を持っていないと考えられること
から、当該P社の売却益に係る未実現利益は持分法上、実質的に全額実現していないものと
判断された。
(4) A社の X5 年3月 31 日に終了する第5期の財務諸表は、次のとおりである。
貸借対照表
30,000
買掛金
10,000
売掛金
10,000
その他の流動負債
10,000
棚卸資産
10,000
長期借入金
1,100,000
その他の流動資産
10,000
資本金
20,000
1,200,000
利益剰余金
120,000
1,260,000
1,260,000
損益計算書等
250,000
売上原価
120,000
売上総利益
130,000
販売費及び一般管理費
40,000
営業利益
90,000
支払利息
33,000
税引前当期純利益
57,000
法人税等
37,000
当期純利益
20,000
期首利益剰余金
100,000
期末利益剰余金
120,000
[設例5]
- 67 -
<計算過程と仕訳>
1.当期中の取引の計算過程と仕訳
(1) 前期末利益剰余金の計上
A社の期首利益剰余金のP社持分額 25,000100,000×25%)を投資有価証券及び利益剰
余金期首残高に加算する。
投資有価証券
25,000
利益剰余金期首残高
25,000
(2) P社からA社に売却した土地の未実現利益のP社持分 1,000,000(1,200,000200,000)
×100%)を控除するとともに、これに対応する繰延税金資産 460,0001,000,000×46%)
を計上する。
固定資産売却益(P社)
(未実現利益消去)
1,000,000
投資有価証券
(土 地)
1,000,000
繰延税金資産(P社)
460,000
法人税等調整額(P社)
460,000
(3) 当期純利益 20,000 25%持分額は 5,000 である。
投資有価証券
5,000
持分法による投資利益
(当期純利益)
5,000
(4) 投資有価証券の貸方純修正額(上記(1)から(3)までの仕訳のうち投資有価証券の額の合計
額)970,000(計算表5の利益剰余金残高510,000 から連結会社の繰延税金資産残高 460,000
を差し引いたものと一致する。が、投資額 5,000 を超えた部分を、「持分法適用に伴う負債」
に組み替える。
投資有価証券
965,000
持分法適用に伴う負債
965,000
2.連結修正仕訳(上記1の合計仕訳)
固定資産売却益
1,000,000
持分法による投資利益
5,000
繰延税金資産
460,000
法人税等調整額
460,000
投資有価証券
5,000
持分法適用に伴う負債
965,000
利益剰余金期首残高
25,000
[設例5]
- 68 -
計算表5 A社に対する持分計算表第5期
P社持分
投資額
連結会社
利益剰余金
資本金
利益剰余金
取得後
固定資産売却益
繰延税金
a
b
c=a+b
d
e
=e×46
g=c-d+e+f
X4 (25)
5,000
25,000
30,000
5,000
25,000
土地未実現利益
-1,000,000
460,000
-540,000
当期純利益
5,000
5,000
5,000
X5 31 (25)
5,000
30,000
35,000
5,000
-1,000,000
460,000
-510,000
土地の未実現利益:(1,200,000200,000)×1001,000,000
同上繰延税金資産:1,000,000×46460,000
持分法による投資利益:20,000×255,000
利益剰余金残高:
25,000(前期繰越利益 100,000×25)-540,000(P社の土地未実現利益、税効果後)+5,000(当期持分法による投資利益)=-510,000
投資有価証券修正残高:510,000(利益剰余金残高)460,000(繰延税金資産)=-970,000
投資有価証券超過額=持分法適用に伴う負債:970,0005,000=-965,000
[設例6]
- 69 -
設例 便
X1
(1) 40
(2) 10%を X1 31 日に 82
(3) 800簿X1 年3月 31 1,000
X2
(1) 30%を X2 31 日に 450
40 532)。
(2) 800簿X2 年3月 31 1,200
(3)
X1 31
X1 年3月 31
4,800
3,000
1,200
500
資本金 500
200
資本金 1,500
300
X2 年3月 31
X2 年3月 31
5,000
3,000
1,300
500
資本金 500
300
資本金 1,500
( 100)
500
( 200)
(1)
X2 31
X1 31 日及び X2 年3月 31
る。土地に係る評価差額(益)のP社持分額は 140(1,000800)×10(1,200800)×
30 56140×40
140
56
84
(内 数)
82
(内 数)
532
[設例6]
- 70 -
(2)
利益
X2
100 10%持分額は 10
10
10
S社資本 200500×40 120300×40
140(1,000800)×10(1,200800)×30
56140×40 404
額は 54253210 138 X3 46138/3
便
便X2 年3月 31
(1)
X2 年3月 31
160(( 1,200800)×40
64160×40
160
64
96
(2)
利益
X2 便
るので
S社 200500×40 120300×40
160(1,200800)×40 64160
×40 416 532 であるから、そ
の差額 116 X3 年以降に 39116/3