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(*1) 取得時ののれん 500(S 社株式の取得原価 1,700-S 社の取得時の純資産の時価 1,500 の
80%)から、X2 年 3 月期の償却額 100 を控除した金額となる。
(*2) 取得時の 300(S 社の取得時の純資産の時価 1,500×20%)、取得後剰余金 200(1,000×
20%)及びその他有価証券評価差額金の増加額 20(100×20%)の合計額となる。
(*3) P 社の利益剰余金 1,000 と S 社の取得後剰余金 800(1,000×80%)の合計から、のれんの
X2 年 3 月期の償却額 100 を控除した金額となる。
(*4) S 社のその他有価証券評価差額金の支配獲得時からの増加額のうち親会社株主持分につ
いて計上される。
(2) P 社の個別財務諸表上の会計処理
(借) 諸 資 産(80%) (*5) 800 (貸) S 社 株 式 1,700
有価証券(80%) (*5) 480
その他有価証券
評価差額金
(*5)(*6) 80
土 地(80%) (*5) 800
の れ ん (*7) 400 抱合せ株式消滅差益 (*8) 700
(借) 諸 資 産(20%) (*5) 200 (貸) その他資本剰余金 (*9) 600
有価証券(20%) (*5) 120
その他有価証券
評価差額金
(*5)(*6) 20
土 地(20%) (*5) 200
その他資本剰余金 (*10) 100
(*5) 子会社から受け入れる資産及び負債は、連結財務諸表上の帳簿価額 2,500(子会社の帳
簿価額 2,000+株式取得時の時価評価差額 500)及びのれん未償却残高 400 により計上す
る。この際、親会社持分相当額と非支配株主持分相当額を持分比率により按分する(第
206 項(2)参照)。
・親会社持分相当額 2,500×80%=2,000(諸資産 800+有価証券 480+土地 800-そ
の他有価証券評価差額金 80)
・非支配株主持分相当額 2,500×20%=500(諸資産 200+有価証券 120+土地 200-そ
の他有価証券評価差額金 20)
(*6) その他有価証券評価差額金のうち、投資と資本の消去の対象とされていない 100(支配
獲得後に増減した額)について引き継ぐ(第 206 項(2)②参照)。土地再評価差額金は支配
獲得時に投資と資本の消去の対象とされており、引き継がない。
(*7) のれんの未償却残高 400 は、親会社持分に相当するものであるため、合併時にも親会社
持分相当額にのみ含める。当該金額は連結財務諸表上の帳簿価額として、親会社の個別
財務諸表に引き継がれる(第 207 項(1)参照)。
(*8) 親会社持分相当額(のれんの未償却残高 400 を含む。)2,400 と親会社が合併直前に保有
していた子会社株式(抱合せ株式)の帳簿価額 1,700 の差額 700 を特別損益に計上する
(第 206 項(2)①ア参照)。なお、P 社の連結財務諸表上は、過年度に認識済みの損益であ
るため、利益剰余金と相殺消去する(第 208 項参照)。